PMS・生理痛と上手に付き合う — 婦人科で受けられる選択肢
毎月のPMS(月経前症候群)や生理痛で「仕事や生活に影響が出ている」と感じる20代女性は少なくありません。我慢する必要はなく、婦人科で受けられる選択肢が多くあります。本記事では、自分の身体と上手に付き合うための知識をご紹介します。
PMS・生理痛のリアル
20代女性の約8割が何らかのPMS・生理痛を経験。症状は身体的(頭痛、腹痛、腰痛、むくみ、乳房痛)、精神的(イライラ、落ち込み、集中力低下)、行動(食欲変化、眠気)と多様です。
「我慢して当たり前」は時代遅れ
かつては「我慢するもの」とされてきたPMS・生理痛。現在は治療・予防の選択肢が豊富。仕事のパフォーマンス・QOL(生活の質)を保つための積極的なケアが標準です。
婦人科で受けられる選択肢
① 低用量ピル(OC・LEP)
排卵を抑えて女性ホルモンを安定化。PMS・生理痛・経血量を改善。月3,000〜10,000円(保険適用なら月1,500〜3,000円)。21日服用→7日休薬を3〜6ヶ月続けると体感が安定。
② 漢方薬
体質改善のアプローチ。当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遙散など、症状に合わせて処方。保険適用、月1,500〜3,000円。即効性は低いが副作用が少ない。
③ 鎮痛剤(NSAIDs)
ロキソニン・ロキソプロフェン・ボルタレンなど。痛みが始まる前に服用するのが最も効果的。市販薬でも十分な場合が多い。
④ ミレーナ(ホルモン放出型IUD)
子宮内に挿入する避妊・治療具。5年間有効、生理痛・経血量を大幅改善。保険適用なら15,000円程度(自費なら6万円前後)。
セルフケア5選
- 温めケア: 腹巻、湯たんぽ、入浴で骨盤周り温める
- 軽い運動: ヨガ、ストレッチで血行促進
- 食事の見直し: 鉄分・マグネシウム摂取、カフェイン・糖分控える
- 睡眠の質: 7時間以上、決まった時間に
- ストレス管理: 瞑想、アロマ、好きな時間を作る
婦人科を受診するタイミング
- 市販薬で痛みが治まらない
- 生理日数が長い・経血量が多い(過多月経)
- PMSで仕事・学校に影響
- 生理周期が極端に短い・長い
- 性交時の痛み・出血
20代女性に「自分の身体を知る」を
20代は身体の変化が大きく、自分の身体を知る大切な時期。婦人科は「敷居が高い」イメージもありますが、女性医師の医院も増え、気軽に相談できる場が広がっています。我慢せず、自分の身体を大切にしてください。
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